
仕事の人間関係で悩みがつきないわ・・・

そんなときは思い切って人間関係を割り切ると悩まなくなりますよ。
仕事の人間関係は非常に大事です。
なぜならあなたはこれから何十年も会社にいる可能性があるからです。
そうなると家族より多くの時間を同僚と過ごすことになります。
そして仕事の人間関係は悩みの中でも大きな問題のひとつです。
厚生労働省の調査でも仕事の悩みの中で、人間関係に関することが一番多いとされています。
《厚生労働省|労働者調査 – 悩み、ストレスについて相談できる人の有無》
私は20年以上もサラリーマンをしてきましたが、人間関係で悩んでいた時期もありました。
しかし仕事の人間関係の考え方を変えるだけで悩むことがなくなりました。
きっぱりと割り切って考えることで、人間関係がどうあるべきかを整理することができたからです。
この記事では「仕事の人間関係を割り切るメリット」と「仕事の人間関係を割り切る方法」を紹介します。

読むと人間関係のわずらわしさから解放されますよ!
仕事の人間関係を割り切るメリット

日本労働調査組合の調査によると、仕事が原因でうつ病になってしまう人もいます。
(日本労働調査組合:仕事が原因でうつ病の方へ)
がまんして病気になるくらいなら、人間関係を割り切ることは悪いことではありません。
割り切ることは「無視したり関係性を持たない」ということではなく、整理して分かりやすく考えるということです。
実際、人間関係を割り切ると多くの良い側面がたくさんあります。
人の顔色を気にしなくてすむ

人間関係を割り切ると、毎日人の顔色を気にする必要がなくなります。
なぜなら割り切っているので人がどう思おうが関係ないからです。
たとえば以下のような感じで、自分の言動を制限していませんか?
「これを言ったら嫌な奴に思われるかもしれない」
「こういう行動をしたら変なやつだと思われる」
「別に嫌われても全くかまわない」と割り切ると、そのような心配ごとがなくなり、自分の好きなように発言できるようになります。
仕事に集中できる

人の顔色を気にしなくなると仕事に集中できるようになります。
人間関係に頭を使うことが無くなるので、その分仕事に全力投球することができます。
人間関係を気にしていると、言うことや行動が知らぬ間に制限されるので仕事の足かせとなってしまいます。
たとえば以下のように人の顔色をうかがっていたら、仕事を進めるのが遅くなります。
「このメールはあの人にも送ったほうがいいかな?」
「この仕事の依頼よりあの人から依頼されている仕事を先にしたほうがいいかな?」
人間関係が上手くいく

人間関係を整理すると案外うまいくこともあります。
これまで恐縮したり、考えすぎてコンタクトをとっていなかった人が実は気が合うかもしれません。
割り切って人間関係を整理するためには、ほんとは連絡しなくていい人との連絡を減らしていくことが重要です。
気を使って無理に連絡を取っていた人との関係を断つと、業務がスムーズにまわり、仕事も快適になります。
指摘や注意を冷静に受け止められる

人間関係を割り切れるようになると相手の指摘を素直に聞くことができます。
人間関係に悩んでいるときは何か言われると

何か言われているな・・・やっぱり嫌われてるのかな?
と感じていたかもしれません。
しかし人間関係を割り切って、好き嫌いの感情をなくすと「相手は自分の間違いをきちんと指摘してくれているんだな」と冷静に聞き入れることができます。
このように相手の指摘を感情なしに取り入れることで、業務の改善につながることもあります。
思ったことをストレートに伝えられる

相手に嫌われるかどうかを考えずに、自分の主張を明確に伝えることができるようになります。
「こういう言い方をしたら相手がいやな思いをするかな?」とかいちいち考えているとメールの文章を打つことすら難しくなってきます。
しかし人間関係を割り切って仕事を円滑に進めるためだけに連絡をすると、自分の意見をストレートに伝えられるようになります。
以下のメールではどちらの内容が伝わりやすいですか?
言い方や伝え方で相手が気にすることを考えるよりも、内容が伝わりやすいほうがいいでしょう。
仕事の人間関係を割り切る方法

仕事の人間関係を割り切って考えるにはコツがいります。
好き嫌いで態度を変えるのではなく、どうやったら仕事が円滑に進むかを考えて対応しましょう。
人間関係の整理も仕事と考える

人間関係を割り切って対応を考えるのも、仕事の一部ととらえましょう。
他人の顔色を気にして

あの人は嫌いだから連絡するのをやめよう
と考えることは、むしろ人間関係のトラブルを引き起こすことになります。
ですので報告や連絡も仕事だと考えて、人をみて連絡するかどうかを考えるのではなく、役職や役割で連絡するかどうかを変えるようにしましょう。
そうやって「すべては仕事」と割り切っていくと相手の性格や好き嫌いを考える手間が省けます。
実際には、多くの場合、自分が考えすぎているだけで、冷静に対応していても問題はありません。
【関連記事】
>>職場で話さないほうが楽できる。話さなくても仕事はできる
自分の仕事が終わったらさっさと帰る

仕事が終わったらすぐに家に帰りましょう。
終業後に長々と同僚と話し込んでいると、ついつい職場の人間関係の話題になってしまいます。
そうなると聞きたくもない話を聞いてしまうことになり、結果的に人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性があります。
ですので人間関係のドロドロに巻き込まれる前に、雑談を控えて早めに家に帰ることが大切です。
【関連記事】
>>残業するのは時間の無駄。さっさと仕事を終わらせて家に帰ろう。
必要以上に仲良くなりすぎない

特定の人と必特定の人と過度に仲良くなると、人間関係をうまく割り切ることが難しくなります。
たとえば休日に一緒に遊びに行くような関係でも、立場や役割が変わると関係が悪化することもあります。
しかし関係が悪化したからといって、仕事は仕事でしないといけません。
そのため仕事を続ける限り気まずい関係でずっといないといけません。
また特定の人と仲がいいと他の社員に「あの人は気に入られているからひいきにされているのよ。」と根も葉もないうわさを立てられたりします。
そうなると自分はそんなつもりがなくても人間関係のトラブルに巻き込まれることになります。
だから会社の人間とはほどよい距離で付き合うのが正解です。
【関連記事】
>>職場の孤立はどうでもいい思うのが得!割り切る方法とメリット!
好きな人や嫌いな人に分けて考えない

職場の人間関係を割り切るためには嫌いな人のことを考えるのをやめましょう。
好き嫌いにとらわれている限り、人間関係をうまく割り切ることは難しいです。
もっと相手との関係が業務にどう関連しているかを考えましょう。
たとえば嫌いな人でも業務に関わる必要があれば連絡を取りますし、全く関係のない場合は連絡する必要もありません。
割り切るためには、嫌いな人に好かれるための努力や積極的な連絡は不要です。
嫌いな人に連絡しても感情的にならず、仕事に関係ある話だけをすれば、嫌いなことはさほど気にならなくなります。
仕事をやめたときのことを考える

職場の人はしょせん他人です。
誰がいつ辞めるかもわかりませんし、あなた自身もいつまでその職場にいるかもわかりません。
だからこそ、職場の人について深く考える必要はありません。
「今の職場をやめればまったく関係ない人」と思えば少し気持ちが楽になります。
それよりも家族や友達の関係のほうがよっぽど大事です。
ですので職場での人間関係はビジネス的な視点で考えることが大切です。
【関連記事】
>>どんどん人が辞めていく職場は自分も辞めるべきか?考え方と結論
いろんな働き方を想定する

最近はテレワークが広まり、様々な働き方が出てきました。
特に事務職は一般的な会社もテレワークが当たり前になってきて、人の顔を見ないで仕事ができる時代です。
今は毎日会社の事務所に通っている人でも会社の方針変更で、すぐにでも労働環境に変化が起きる可能性があります。
その結果、日常的に直接顔を合わせる必要がなくなり、仕事における人間関係の重要性は以前よりも薄れてきています。
そのため様々な働き方を考慮していくことで、人間関係を比較的簡単に割り切ることができるようになります。
まとめ

仕事の人間関係を割り切るためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 仕事との関連性を重視して対応することが大切
- 仕事と関係のない人に対しては連絡しなくても問題なし
- 逆に、仕事と関係のある嫌いな人には連絡をする必要あり
- 会話ややりとりは仕事に関連することに絞って簡潔に行う
仕事を中心に人間関係を捉え、適切なコミュニケーションを心掛けましょう。
そうすることで職場の人間関係を割り切っても問題ない環境にすることができます。