- 「管理職になったけど孤独でつらい」
- 「管理職はどうやって孤独を乗り越えてるの?」
そんな悩みはありませんか?
今までは仕事をがんばればがんばるほど評価されてきました。
そして優秀なあなたはやっと管理職になれました。
しかし最近はあまりほめられることがなく、孤独なことに気づきました。
一体なぜそうなってしまったのでしょう?
実は管理職とは立場上、孤独な仕事なんです。
私も管理職を経験してよくわかりました。
一般職とは求められる仕事内容が違うのでしかたないのかもしれません。
そこで今回は「管理職が孤独だと感じるときの対処法」をご紹介します。
読むと孤独を感じても気にならなくなりますよ。
管理職はなぜ孤独なのか?
失敗や結果の責任を一人でとらないといけないから
管理職は部下を管理する立場です。
そして管理職はチームの運営係として、部下をつかって会社にとって良い結果を生み出さなければなりません。
そのため良い結果がでないと、会社の役員や経営者に評価されません。
管理職はどれだけがんばっても、良い結果がでないと評価につながらないのです。
そして課やチームのリーダーなので、良い結果じゃない責任はあなたにあります。
だから一般職と一緒に同じように仕事をしていても、結果の責任はあなただけがとらないといけないので孤独を感じるのです。
部下やメンバーと距離があるから
管理は部下をまとめる仕事です。
部下に指示を出して、作業や業務を進めてもらう役割になります。
そのため一般職とは役割が違います。
だから部署やチームが同じ目標に向かっていたとしても、部下たちとは心の距離があります。
なぜなら考えていることや思っていることが違うからです。
たとえば部下は
「納期までにこの作業を終わらせないと上司に怒られる」
と考えているかもしれません。
そのときに管理職である上司は
「部下があの作業を納期通りに終えたら、分析を進めよう。そして利益計画を立てて部下を鼓舞しよう。」
など部下の作業の結果を使って、利益を出すことをずっと考えています。
だから一般職同士のグチと会話が合わないのです。
管理職同士の会話なら一般職とは違った悩みになります。
そういう愚痴になるので内容が違ってくるのです。
そのため部下と同じチームであっても悩みが違うので孤独感を感じます。
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意見が違っても意思決定しないといけないから
管理職はチームのリーダーです。
部下の意見をまとめて意思決定する立場です。
チームのほとんどがAという答えでも、管理職の決定としてBと言う必要があるときもあり ます。
たとえば「今は部署ごとに金庫があり、今後会社の金庫を一本化したほうがいいか?」と いう問題があるとします。
職の人たちは、近くに金庫がないとお金の出し入れが面倒なので「一本化に反対」と いう意見多いでしょう。
しかし会社の効率化を考えて、管理職としては一本化する必要があります。
そのためチームの意見と違っても会社の利益のために、一般職が望まない決定をしないといけない場面があります。
そうなると益々チームの人たちから嫌われて孤独になっていきます。
しかもつい最近一般職から昇進したばかりなら、意見や考えを急に変えないといけないのです。
弱音を吐けないから
管理職はチームのリーダーの立場です。
ですので弱音を誰にも吐き出すことができません。
なぜならリーダーが弱気だとチームも弱気になってしまうからです。
そして周りに弱音や愚痴を言う人がいないため管理職はストレスがどんどん溜まっていってしまいます。
通常、仲間というのは同じ思いや共通の敵を作ることで形成されていきます。
ですが管理職は同じ立場の人がいないためどんどん孤独になっていきます。
相談相手がいなくなるから
一般職のころは困ったときに、先輩や上司に相談することができました。
しかし管理職になると、目上の人があまりいないため相談することができません。
また同じ部署の管理職となると、 管理職が一人しかいない場合もあります。
そうなると同じ立場になった人がいないため相談する相手がいません。
無理やり違う立場の人に相談しても、自分の部署の管理職の状況を理解してもらえないため、理解が得られず益々孤独になります。
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管理職の孤独に対処する方法
元上司に相談する
管理職で孤独になってしまったら元上司に相談しましょう。
元上司であればつながりが強いし、同じ立場を経験している可能性が高いです。
また元々の上司部下の関係で自然に相談できるでしょう。
管理職が孤独なのは立場や役職が高いので相談相手がいないことです。
しかし元上司からなら助言やアドバイスをもらえて、孤独で不安な立場ではなくなるでしょう。
健康的に過ごす
管理職は体調を崩しがちです。
特に中間管理職は管理職にも関わらず、部長や役員から無理難題を押し付けられることが 多いです。
そうなると残業代が出ないにもかかわらず、毎日遅くまで働く必要が出てきます。
そのうち体調を崩してしまうことも多くなり、孤独感も強くなります。
ですが体が健康であれば、疲れることも少なくなってきます。
夜遅くまで働いて、寝不足になって、体が疲れる悪循環から抜け出しましょう。
まずは早く帰ることを習慣づけることです。
管理職の仕事は考える仕事が多くなるので、時間をかけたからといって成果が出るとは限りません。
そのため会社で1時間考えるよりも、1時間でも早く帰りましょう。
それだけで体の疲れが全然変わってきます。
四六時中、仕事のことを考えるのは辞めて、退社後はなるべく仕事のことを考えるのはや めましょう。
またオンオフの切り替えも大事です。
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管理職に関する本を読む
はじめて管理職になったら戸惑いばかりで孤独になります。
新人でもないので教えてくれる人もおらず、よくわからないので管理職の仕事がうまく進めることができません。
しかしそれは管理職の役割や管理職として、どう振る舞えばいいのかを理解していないからでしょう。
そのためまず 「管理職とは何か?」というところから学べば、うまくいくことが多くなります。
なぜならあなたは、管理職としての考え方や働きの基本がわかっていないので戸惑いが多く、孤独になってしまっているからです。
しんどいことを成長できるチャンスととらえる
過去を振り返ると、仕事でつらい時間やしんどいことは必要だったという人が多いです。
そのためあなたが管理職で孤独になっているのは、管理職として成熟するために必要な時間だと考えましょう。
会社やチームのリーダーはいつだって孤独なことが多いです。
なぜならその立場は唯一無二で誰も先駆者がいないからです。
先頭に立って旗を振る人は孤独なのです。
だからあなたが管理職になって孤独を感じているのは、 管理職としてしっかり仕事をでき ている証拠です。
もしあなたが一般職の人を同じような目線で楽しく周りの人と話をしているのであれば、 部下との仕事の役割に線引きができていないということだからです。
ですので孤独に感じるのであれば管理職のあなたにとって必要な時間なのです。
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管理職セミナーに参加する
管理職が孤独に感じるのは同じ目線の相談相手や仲間がいないからです。
ですが管理職の教育セミナーや勉強会に参加すれば、 同じ立場の仲間がたくさんいます。
悩みを相談できるのはもちろんのこと、同じ立場同士で情報共有することもできます。
同じ立場の仲間ができるということは、とても心強いです。
そして相談や愚痴を言える仲間ができるともう孤独ではありません。
セミナーでは仲間ができるだけでなく、管理職としての働き方やマインドも教えてもらえます。
オンラインでも参加可能なところが多いので、会社に許可をとって積極的に参加しましょ う。
弱音を吐いていいと考える
リーダーや経営者は「弱音を吐いてはいけない」と考えがちです。
弱音を吐くと、売上が落ちたり、チームとしてのパフォーマンスが下がると考えているからです。
その考えはすべてが正しいわけではありません。
自分の部下に弱音を吐いてばかりではチームはよくならないでしょう。
しかし自分より上の立場の人や別の会社の経営者には、愚痴や弱音を吐いても問題ありません。
どんどん膿を吐き出して、管理職のストレスを解放しましょう。
またざっくばらんに弱音を話すことでいろんな情報共有もできることになります。
そうなると他の管理職の体験談や経営者の考えを知ることができて、より管理職としての 働き方を理解できるようになれるでしょう。
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まとめ
管理が孤独なのは同じ立場の人が少ないからです。
相談もできずに、どうやって進めていけばいいのかわからないからです。
人をひっぱっていく立場なので弱音も吐けません。
そうやって人と話す機会が少なくなるとどんどん孤独になります。
管理の孤独に対応するには、自分より上の立場の人とコンタクトをとりましょう。
そして立場が上の人には弱音を吐いても構いません。
また管理職の本を読んだり、管理職セミナーに参加して管理職としての働き方を学びましょう。
管理職というものが理解できてきて、同じ立場の仲間ができれば孤独感も薄れてきます。
管理職として働く準備をしっかりしていくことで心が強くなっていけるのです。