部下の退職にむかつく上司。その理由とむかつかない対処法とは?

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  • 「これだけ時間をかけたのになんで辞めるんだ!」
  • 「急に辞めるとか言い出して俺はどうすればいいんだ。」

そんな悩みはないですか?

部下が急に会社を辞めると腹がたちますよね。

辞めると今まで部下の成長のためにアレコレ頑張ってきたことも無駄になってしまいます。

私も部下が退職することもありましたが、とまどいとイラ立ちでどうしようもありませんでした。

しかし考え方次第でプラスにもなると思えた瞬間に気が抜けて気持ちが楽になりました。

そこで今回は「部下の退職がむかつく理由」「部下が退職してもむかつかない対処法」をご紹介します。

読むと部下の退職も笑顔で送り出せるようになりますよ。

部下の退職がむかつく理由とは?

今まで育てた時間が無駄になるから

やっぱり部下の退職がつらいのは今まで頑張って育ててきたからです。

上司からすれば何年も自分の時間を使って色んなことを部下に教えてきましたはずです。

それは将来会社を支えてくれる人材になると思っていたからです。

そんな思いを急に打ち砕かれることになるからむかついてくるのです。

「今までがんばって教えてきた時間はなんだったんだろ」とぼう然とすることでしょう。

裏切られた気になるから

上司と部下は一心同体です。

同じ志をもって会社で切磋琢磨してきました。

上下関係はありますが仲間でもあり、色んな時間を共に過ごしてきました。

ところが急に部下が「辞める」と言い出すとそれは裏切りに感じるでしょう。

「仲間だと思っていたのに」「同じ気持ちじゃなかったの?」と悲しくなり、腹が立って来ます。

まるで自分を騙していたのかとさえ思ってきます。

1人だけ逃げてセコいから

会社で何年も働くことはつらいです。

毎日同じ時間に起きて同じ時間に会社に通い、遅い時間までがんばって働かなければなりません。

しかしそれは同じようにがんばっている人がまわりにいるからがんばれるのです。

同じ会社の人達は同じ気持ちだと思います。

しかし部下が退職すると聞くと「自分だけが楽になるつもりか!」と考えてしまいます。

1人だけつらいところから逃げ出すと思ってむかついてくるのです。

事前に報告がなかったから

部下の退職がむかつくのは、退職することを全然知らなかったからです。

前から何度も退職する気だと知っていたら、むかつくことはなく「やっぱり辞めちゃうのか」という寂しい感情になるでしょう

むかつくということは部下が全然そんな素振りではなかったのに急に退職を告げられた可能性が高いです。

だから突然の退職宣言に面食らってむかつくのです。

上司は自分の仕事がしんどくなるから

部下が退職するとその仕事の穴埋めするのは上司です。

次に入ってくる社員が決まっていたとしてもすぐに仕事ができるわけではありません。

だから次の社員が育つまで上司はずっとしんどい思いをしなければなりません。

そしてそのしんどい原因は部下が辞めるからです。

そのため部下の退職はむかつくのです。

部下が退職してもむかつかない対処

人を育てるノウハウが溜まったと考える

部下の退職がむかつくのは「色々教えてきたのにすべてが無駄だった」と思ってしまうからです。

ですが本当は無駄ではありません。

たとえ部下が辞めるとしても、部下を育てるというノウハウが学べたとも考えることができるからです。

人を育てるのも上司の仕事なので、その期間に重要なスキルは身に付いたはずです。

そしてそれはこれからの会社人生で大切なスキルです。

部下は慣れている仕事を辞めないといけないので可哀想だと思う

部下の退職がむかつくのは裏切り行為に思えてしまうからです。

しかしよく考えると退職する部下もしんどいはずです

今までの慣れた仕事を辞めないといけないからです。

いつも通りにしていれば給料がもらえていたのに、それができなくなります。

また転職先ではまったく会社での仕事になるのでやり方が違うし、精神的にも疲れます。

だから部下も今の会社を辞めなくてはいけない理由があったに違いありません

そう思うと部下の退職はむかつかなくなり、可哀想に思えてきます。

人と比べることをやめる

部下の退職がむかつくのは部下をうらやましいと思っているからです。

しんどい仕事を辞めて自分の好きなことをしたり、自分に向いている職業に転職できることがうらやましいのです。

しかしそう感じるのはあなたが部下と自分の人生を比べてしまっているからです。

部下は部下、あなたはあなたの人生をより良くするために行動すればいいのです

だから部下の人生と比べるのではなく、部下が退職したあとにあなたは何をすれば輝くのかを考えた方が賢明です。

そうすれば部下の退職にむかつくことなく、自分の人生と向き合うことができます。

もっといい人材を採用できるチャンスと考える

部下の退職はもっといい人材を採用できるチャンスでもあります。

誰かが退職することになると新たに人を採用する会社が多いでしょう。

そして世の中には仕事ができる人がいくらでもいます。

上には上がいるのです。

だから部下が辞めるということは、あなたの部下よりも頭が良くて仕事ができる人をあなたの部下にできるかもせしれません

もしそうなるとあなたは楽になりますし、上司であるあなたの評価も上がるかもしれません。

手順書を作ってくれる

部下が退職すると誰かが部下の代わりにその仕事をすることになります。

だから大抵の場合は、辞める人は引き継ぎ書や手順書を作って退職します。

そのため仕事を引き継ぐ人は手順書がないと仕事をスムーズに進められないからです。

しかし本来は誰かが辞める辞めないに関わらず、業務手順書というのは作っておかないといけないものです。

ですがだいたい業務手順書作成という作業は後回しになっているところが多いです。

部下が退職することになると、その業務手順書作成というめんどくさい業務は辞める部下が作成してくれることになります。

だから部下の退職によって良いこともあるのです。

まとめ

部下の退職は悲しいし、むかつくこともあるでしょう。

しかし部下は部下の人生を選択することができます。

あなたや会社に引き止める権利はありません。

それに会社としても社員の入れ替えや新陳代謝は必要です。

何も悪いことばかりでもありません。

だからあなたも考え方を変えることでむかつかないで前向きに考えましょう。

部下に教えてきた日々は無駄ではありません。

あなたはその間、人を成長させるノウハウを勉強できました。

そして次はもっと良い人を採用できるかもしれませんし、めんどくさい手順書も辞める部下が作ってくれます。

良いこともたくさんあるので笑顔で部下を見送ってあげましょう。