「部下の頭が悪くて使えない」
「ずっと教育してるのに成長しない」
そんな悩みはありませんか?
自分が昇進して部下を持つようになるとうれしいですよね。
部下がいると仕事を任せることもできるし、部下を成長させることもできるようになります。
しかし世の中にはいろんな人がいます。
もちろんできる部下もいますし、できない部下もいます。
その中でもいちばん困るのは頭が悪い部下です。
どう教えてもどうやっても頭の悪い部下というのがいます。
私も何度言っても良くならない部下がいました。
しっかりとできる仕組みを作ってあげてもそこからなぜか脱線します。
そういう部下とは付き合い方を考えて行く必要があります。
そこで今回は「部下の頭が悪いと思うところ」と「頭が悪い部下の対処法」をご紹介します。
読むと頭が悪い部下との接し方がわかりますよ。
部下の頭が悪いと思うところ
同じ失敗を繰り返す
仕事をしているなら誰でも失敗はします。
しかし頭が悪い部下は同じ失敗を繰り返します。
なぜなら前の失敗から何も学んでないからです。
「前も言ったよね?」と確認しても「すいません」と言うだけで何も成長しません。
もちろんメモも取らないのでまた同じ失敗を繰り返します。
マニュアル通りでもできない
頭が悪い部下は信じられないほど何もできません。
手順書があって、その通りやれば誰でもできるのにできません。
「なぜできないの?」と聞いても理由がよくわかりません。
口で説明しながら横で見ていてもどこでつまづいているのかわかりません。
「マニュアル通りにできないのであれば何ができるんだろう?」と困惑することもあります。
やってはいけないことをする
何もできないのであまりアレコレ細かく言っても無駄です。
しかし頭の悪い部下は「これだけはやらないで」ということすら守れなかったりします。
普通は理解できませんが、頭が悪い部下なりに言い訳はあるようです。
「この前教えてもらった状況と違ったから」「他の人に依頼されてしかたなかったから」など言って、してはいけないことをやってきます。
どんな言い訳してもしてはいけないことをやってしまう人はダメです。
失敗しても反省しない
頭が悪い部下は失敗してもさほど悪いとは考えていません。
なぜならその失敗がどれくらいの人に迷惑がかかっているのか?取り戻すのに全体でどれくらいの時間を要するのか?の想像がつかないからです。
自分が少し怒られて、反省した顔をすれば済む話と考えているからです。
たとえどれくらい迷惑がかかっているのかを上司が伝えたとしても、「またそんな大げさにいって」「そんなわけないだろ」と、真実を理解しようとしません。
メモや記録のとり方がヘタ
頭が悪い部下はあまり成長しません。
なぜならメモのとり方がうまくないからです。
メモをうまくとることができないと後で見返すこともできずないので、復習できません。
だから頭が悪いままになってしまうのです。
本人にやる気が合ってメモを一生懸命とっていたとしても、一生懸命だけではうまくいかないのです。
頭が悪い部下の対処法
部下ができる仕事をまかせる
一番良いのは部下ができる仕事をまかせることです。
頭が悪いといっても、最低限できることがあるはずです。
電話の引き継ぎならできるのであれば、電話番を集中してやらせるとか、郵便物の受け取り発送ならできるとか何か仕事はあります。
難しい仕事を排除し、できるだけ単純作業中心にしてあげると職場全体の仕事がスムーズにいったりします。
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部下が得意なことを探す
次のステップは部下が得意なことを探すことです。
あなたが部下の頭が悪いとおもっているのは、きっと部下が仕事ができないからです。
ですが仕事の一部だけを見てそう判断していないでしょうか?
もっと部下の良いところに注目すると意外に得意なことが眠っているかもしれません。
「計算や数字はよく間違うけど、人あたりはいいな」とか「営業のお客さんのフォローは全然できないけど、資料作成だけはうまいな」とか仕事を切り分けて考えると何か得意なことがあるかもしれません。
もし得意なことがあるのであれば、その仕事だけを任せるようにすると、部下の仕事の成果が上がってきます。
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失敗できない仕事はやらせない
頭が悪い部下はよく間違いややってはいけないことをやらかします。
だから注意点として絶対に失敗してはいけない仕事はまかせないことです。
なぜなら失敗できないことを失敗するとあとの尻拭いが大変だからです。
部下を成長させるための経験としては必要なときもありますが、失敗できない仕事を多くまかせてしまうと会社の業務に混乱を招くことになります。
部下の頭が悪いと考えているのであれば、仕事の割り振りをよく考えましょう。
部下の仕事は必ず承認者を通す
頭が悪い部下の仕事は時間をかけてもよく見ておくことにしましょう。
よく見ておくことで部下の失敗を事前に防げますし、本人の成長にもつながります。
具体的には部下の仕事は「承認者の承認が終わってからでないと完了ではない」と意思づけすることです。
頭が悪い部下は作業や業務が終えた時点で「やった終わった!」と思っていますが、本当はやった仕事の効果が出た時点で完了なのです。
だから作業内容が間違えているときや作業に何かが足りないときは「まだ完了していない」と仕事を本人につき返しましょう。
それを繰り返すことで本人に「どういう仕事の仕方をするべきか」を考えさせて、改善させるのです。
できないなら評価を下げる
頭の悪い部下は自分でそれを認めない人もいます。
だから本当に出来が悪いと上司が考えているのであれば、評価を下げるしかありません。
部下は自分が評価されていないとわかれば、自分の仕事の実力が低いのだと実感するでしょう。
そこで大事なのは、なぜ評価が低いのかを上司がきちんと説明することです。
ここが納得できなければ、部下も自分の実力不足のせいで給料が低いんだとは思えないでしょう。
だから会社の正当な評価だということを理解させる必要があります。
そして部下が理解することができれば、給料欲しさに努力していけるはずです。
まとめ
頭が悪い部下を持つと本当に頭が痛いです。
何を言っても改善されないし、いろんな方法を試してもすぐに効果は得られません。
しかし頭の悪い部下をうまくコントロールできれば、上司は自分の評価を上げることができます。
だから頭の悪い部下を注意深く観察して、何ができるのかを考えてみましょう。
頭ごなしに「頭が悪いから」といってあきらめずに、部下の苦手な部分と得意な部分に分けて考えることがポイントです。
苦手な部分はあまりやらせずに、フォローを厚くする必要があります。
また得意な部分の比重を大きくし、ある程度自由度を持たせてやることで部下の仕事の成果が上がってくるでしょう。
どうやっても何もできないときは部下の評価を下げて、頑張りを促すことも重要です。
しっかりとフォローしながら部下の成長をうまく促しましょう。