- お金のことばかり考えて働くのは卑しいのか?
- 労働することは本当に偉いのか?
毎日働いているとふとした瞬間に「労働」について考えてしまいます。
私は「働くことはえらい!」 と言われて育ちましたが本当にそうなんでしょうか?
むしろ労働してお金のことばかり考えているので、卑しいのではないかとも考えてしまいます。
私もサラリーマンを20年以上つづけているので「労働」について思うことはあります。
そこで今回は「労働が卑しい考える理由」についてご紹介します。

読むと自信をもって労働できるようになります。
労働を卑しいと考えてしまう理由

お金のために労働しているから
労働を卑しいと考えてしまう人はお金のことばかり考えているからです。
働いているときも仕事の内容より 「残業すればいくらもらえるだろう?」「これをすれば給与があがるだろうか?」というようなことばかり重要視しています。
そのうちお金にならないことはしないようになって、判断軸がおかしくなってきます。
そして気がつくとお金のことばかり考えているから、卑しいことだとそのうち思ってきます。
損得勘定だけで労働しているから
卑しいと感じるのは労働に対して損得だけで動いているからかもしれません。
お客さんのことを思って動いているのではなく、「これをしておかないとあとで損するかもな」 とか 「こうしておけば得するから」など自分の目先の損得だけで動いているのでしょう。
それに気づいたときに恥ずかしくなって自分が卑しいと感じるでしょう。
損得勘定だけで動くようになると、人にはやさしくなれません。
そのため自分が嫌になってくるかもしれません。
働いているときに心がこもっていないから
義務感だけで労働していると卑しく感じるかもしれません。
なぜなら自分がやるべき業務を黙々とこなしているだけだからです。
そうなるとただ理由なく「仕事をしないといけないから」というマインドになりがちです。
仕事とは本来は誰かの役に立つために行うことです。
喜ぶ誰かの顔を思い浮かべながら仕事をすると仕事のパフォーマンスも上がります。
ところがただ「働かないといけないから」という考えだけで仕事をすると卑屈になるのも当然です。
つまりそれは働くことに誇りを持っていたり、社会的意義を持っていないということです。
「生きていくためにイヤイヤ働いている」というのは卑しく周りには映ります。
自信を持って労働するためにすること

卑屈になることなく笑顔で働くにはどうすればいいのでしょうか?
自信を持って働いたり、誇りを持って働くことができれば卑屈になることはありません。
そのためにできることをしていきましょう。
自分の労働で笑顔になる人の顔を想像する
まず前提として労働はお金をもらうためにするわけではありません。
結果としてお金を得ることができますが、本来の目的は人の役に立つことです。
つまり自分が働けば働くほど人を笑顔にしてるはずなんです。
あなたが飲食店や商品を直接売るような仕事であればお客さんの笑顔を直接見ることができますが、もしそうでなければお客さんの笑顔を想像することが難しくなります。
しかしあなたの労働が確かにお客さんを笑顔にさせているはずです。
ですので働くことを卑しく感じているならば、自分の働きで人の役にたっていることを想像しましょう。
お客さんの顔が見えてくると働くことに意義を感じてきます。
お金以外の目標を持って働く
お金だけのために労働をしているとどうしても卑屈になってきます。
ですのでお金以外の目標をもつことでお金に執着しないで働くことができます。
もちろんお金も大事ですが、やりがいはもっと大事です。
そんなときは自分のスキル向上を目的にすれば、どんな仕事にもやる気が出てきます。
これからのは年功序列が崩れてきて、一度会社に入れば定年まで勤められる会社はなくなってきます。
つまり生涯で何度も転職する時代がくるのです。
そうすると自分のスキルが上がることを目標にして働かないとスキルがあがらなくなります。
ですので労働を卑しく感じなくするためにも、スキルを高めるために働くようにしましょう。
【関連記事】
>>人はなぜ働くのだろう?仕事の意味と働く理由。
人に胸を張って言える仕事をする
あなたは自分の仕事に自信がありますか?
もしくは社会にとっていいことをしている自覚はありますか?
もし自分のしている労働に自信がないのなら、働くことを卑しく感じてしまうかもしれません。
人をだましているような仕事やお客さんが喜んでお金を払っていない仕事は、どこか後ろめたいでしょう。
だから労働を卑しいと感じたくないのであれば、人に自信をもって言える仕事に就くほうがいいです。
そうすると仕事に対する思いややる気がでるでしょう。
特に法に触れるような仕事をしている場合は今すぐ辞めましょう。
自営業で働く
長年会社に勤めていると、労働するとお金がもらえるのが当たり前になります。
ところがこれが自営業だとこのルールが通用しません。
働いても成果がでなければ1円にもなりません。
1円にもならないどころかマイナスになることも出てきます。
そのため、自営業者はお金のありがたみや働く大変さを誰よりもわかっています。
ですので働くことに嫌気がさしたら自分一人で働くことをオススメします。
そうするとお客さんを大切にすることがどれだけ大事かがわかるので、働くことが卑しいとはこれっぽっちも思わなくなります。
むしろお客さんや縁が大事なので、働くことをやめることに躊躇してしまうでしょう。
【関連記事】
>>会社員になりたくない人へ。会社員以外で働く方法を探そう。
まとめ

労働することを卑しいと思う必要はまったくありません。
基本的には会社で求められている働きをしていれば、お金をもらえることは当たり前です。
だからお金のために働いていたとしても堂々としてましょう。
しかしお金のためだけ労働していると卑しく感じてしまうこともあります。
そのときは自分の働きが結果的に人の役に立っていることを想像しましょう。
そうすると不思議なものでむしろ誇らしく感じてくるでしょう。
お金に執着するのではなく仕事のやりがいやお客さんのことを本当に思うことで卑しさを感じなくなります。