- 「昼休みの時間なのに休憩できない。」
- 「お弁当を食べる時間するないけどこんなのってあり?」
そんな悩みはありませんか?
会社の昼休みの時間は就業規則で決まっているはずなのにしっかりとれなかったりしますよね?
ひどければ昼ごはんも食べれなかったりもします。
私も忙しい部署のときはそんなこともありました。
ですがしっかり仕事で成果を出して、昼休みの規則を主張できると休憩時間を確保してもらえます。
本来であれば労働基準法で決められているので、会社側がしっかりとらせないといけないのです。
そこで今回は「会社で昼休みがとれない理由」と「昼休みを確保する方法」をご紹介します。

読むと昼休みをしっかりとって午後に備えることができます。
■労働基準法上の昼休みのルール
- 労働時間6時間超8時間未満・・・45分の休憩が必要
- 労働時間8時間以上・・・60分以上の休憩が必要
会社で昼休みがとれない理由

仕事が溜まっているため
仕事に追われて昼休みがとれないことがあります。
なぜなら仕事が途切れないので、休憩をとるタイミングがないからです。
仕事をさばいているうちに12時半になり、13時になり、それを過ぎると逆に昼休みがとりづらくなります。
そうなると「もう今日は昼休みなしでいいか」と考えて仕事をつづけてしまいます。
【関連記事】
>>仕事が業務過多で忙しすぎる!仕事量が多い理由と解決策5選!
昼休み中に電話が鳴るため
昼休み中に電話が鳴ると取らないわけにはいきません。
電話は会社の顔なので極力失礼のないように丁寧に対応しなくてはいけません。
丁寧に対応するにはどうしても言葉数が多くなるので長くなります。
やっと終わったかとおもって、またすぐかかってきたらもう昼休みどころじゃありません。
また口に食べ物を入れて電話で話すことはできないので、ゆっくりごはんを食べることもできません。
昼休みの時間が決められていないため
はっきり休憩時間が決まっていない会社では昼休みがしっかりとれません。
そういうところは休憩がとれたとしても15分程度しかなく、60分もとれません。
また昼休みの長さだけでなく、昼休みの開始時間も適当です。
上司の気分次第で昼休みがとれたり、とれなかったりするので昼休みはあってないようなものになります。
【関連記事】
>>サラリーマンは頭がおかしい?それなら働き方を見直そう。
昼休みに来客があるため
昼休みにお客さんがくるようなところはしっかり昼休みをとることが難しくなります。
いつ来るかもわからないので昼ごはんは飲むように食べないといけません。
また急な来客があっても口を汚したり会社の机を汚せないので、食べるものも限定されます。
来客対応が遅れても印象が悪いのでしっかり腰をすえて座っても食べられません。
事務所が一人になるため
昼休みに自分以外の人が事務所にいなくなる場合はちゃんと昼休みをとることが難しくなります。
来客、電話、急ぎのメールやFAXなど一人では対応しきれないほどやることがあります。
そのため一人で事務所に残される人は昼休みなのに休憩できません。
昼休みに外に出ていった人がごはんを食べて満足そうに帰ってくることに不公平感を感じます。
昼休み時間を確保する方法

仕事が溜まっていても昼休みは休む時間にする
仕事が多かったとしても昼休みは就業規則で決められている休憩時間です。
しっかりと決まっている時間に休憩しましょう。
昼休みは午後に仕事をきちんとするための重要な時間です。
休憩をとらないと逆に効率が悪くなり、仕事の処理能力が低下します。
昼休みをとったせいで残業になってしまう場合は、堂々と残業申請を出して残業代をもらいましょう。
【関連記事】
>>仕事をよく休む人の特徴とズル休みの見分け方
昼休みの電話は自動メッセージか自動転送する
労働基準法では休み時間に仕事をしてはいけません。
仕事なのであれば、その時間分の給料がでないとおかしいです。
ですのでどうしても昼休みに電話に出ないといけないような仕事なのであれば、着信に対して自動メッセージが流れるようにしましょう。
「ただいま営業時間外です。営業時間内におかけ直しください。」というものです。
12時-13時などの通常の昼休み時間帯であれば電話をかけたほうも納得して、昼休み後にかけてきます。
どうしても電話にとらないといけない仕事なのであれば、外回りの営業か管理職に自動転送してもらいましょう。
外回りの営業は昼休みが不定期なので昼休み時間も対応可能かもしれません。
また残業代が発生しない管理職や経営者も昼休み時間に働いても法律には違反しません。
いずれにせよ昼休みはあなたに与えられている権利なので会社に自動転送を相談してみましょう。
昼休みを規則で決められた通りとらせてもらう
会社や上司から「決められた昼休みはない」と聞かされているところでも規則には昼休み時間が記載されているはずです。
「昼休みがとれない」と悩んでいるのであれば一度上司に相談してみましょう。
一人で言うのが怖いときは誰かを巻き込むのが有効です。
きっとあなた以外にも昼休みがとれなくて悩んでいる人がいるはずです。
何人かで相談にいくと本気で取り組んでくれるでしょう。
相談するときは「労働基準法」「会社の規則」という単語を積極的に出すようにしましょう。
6時間以上働いていて昼休みが不当にとれなくなっているのは本来法律違反です。
そのことに触れると経営者や管理職は昼休みを確保してくれるでしょう。
【関連記事】
>>職場の真面目な人はなぜ損をするのか?損しない方法と生き方。
昼休みは来客禁止にしてもらう
昼休みの来客は対応不可にしてもらいましょう。
受付があるのであれば「営業時間外です」と立札を立てておくだけで問題ありません。
もしどうしても対応する必要がある場合は2人体制として交代で昼休みをとれるようしましょう。
そうでないと実質昼休みをとれないので労働基準法に反します。
お客さんからしても口に何かをほおばった人が対応してくれたら、すごく申し訳ない気持ちになります。
来客する立場からしても昼休み中に対応することは失礼になるのでそのことを上司に伝えるのも有効です。
昼休みは事務所に複数人いる状態にしてもらう
事務所に1人になってしまう人は、昼休みに2人以上いるような体制を整えてもらいましょう。
さすがに事務所に1人であれば電話や来客などをすべて無視して昼ごはんを食べるのは勇気がいります。
しかもひとりだと電話対応中に来客があれば対応できなくなります。
会社はお客さんに迷惑がかかることを嫌います。
そのため事務所に1人体制ではお客さんの迷惑になっていることを会社に伝えましょう。
そして昼休みの事務所を複数人体制にしてもらえたら、基本は交代制で昼休みをとりましょう。
まとめ

会社の昼休みに時間がない人は実はたくさんいます。
みんな昼休みが適当なことに慣れてしまって、わざわざ声を上げないだけになってしまっています。
しかし本当はしっかり昼休みをとって午後の仕事の効率を上げるべきなんです。
そのほうが日本の企業全体の生産性向上につながります。
ですので今昼休みを満足にとれていない人は会社と交渉して休憩時間を確保しましょう。
会社は労働基準法を守れていないことに気づいています。
- 労働時間6時間超8時間未満・・・45分の休憩が必要
- 労働時間8時間以上・・・60分以上の休憩が必要
仕事の性質上、昼休みをとりにくい場合も会社にいろいろ提案することで対応してもらいましょう。
交渉するときは複数人で挑むと効果的です。
- 仕事が多忙・・・昼休みをとって残業で対応
- 時間があいまい・・・規則を守るように交渉
- 電話がくる・・・自動メッセージか転送設定
- 来客がくる・・・立札か複数人対応
- 事務所に1人・・・複数人対応
また労働基準法や規則という言葉を使って交渉することでうまくいくでしょう。