- 「休憩時間なのに休憩できない。」
- 「お弁当を食べる時間するないけどこんなのってあり?」
そんな悩みはありませんか?
会社の休憩時間は就業規則で決まっているはずなのに、忙しくてしっかり取れなかったりしますよね?
ひどければ昼ごはんも食べれなかったりもします。
私も忙しい部署にいるときはそんなこともありました。
ですがしっかり仕事で成果を出して、昼休みの規則を主張できると休憩時間を確保してもらえます。
本来であれば労働基準法で決められているので、会社側がしっかりとらせないといけないのです。
そこで今回は「休憩時間が取れない理由」と「忙しくても休憩を取る方法」をご紹介します。
読むと休憩をしっかり取って体を休めることができます。
■労働基準法上の休憩時間のルール
休憩時間が取れない理由
仕事が溜まっているため
仕事に追われて休憩時間が取れないことがあります。
なぜなら仕事が忙しくて途切れないので、休憩を取るタイミングがないからです。
仕事をさばいているうちに12時半になり、13時になり、それを過ぎると逆に昼休みが取りづらくなります。
そうなると「もう今日は休憩時間なしでいいか」と考えて仕事をつづけてしまいます。
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休憩時間中に電話が鳴るため
昼休み中に電話が鳴ると取らないわけにはいきません。
電話は会社の顔なので極力失礼のないように丁寧に対応しなくてはいけません。
丁寧に対応するにはどうしても言葉数が多くなるので長くなります。
やっと終わったかとおもって、またすぐかかってきたらもう休憩時間どころじゃありません。
また口に食べ物を入れて電話で話すことはできないので、ゆっくりごはんを食べることもできません。
休憩時間が決められていないため
はっきり休憩時間が決まっていない会社では昼休みがしっかり取れません。
そういうところは休憩がとれたとしても15分程度しかなく、60分も取れません。
また休憩時間の長さだけでなく、休憩時間の開始時間も適当です。
上司の気分次第で休憩時間が取れたり、取れなかったりするので休憩はあってないようなものになります。
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休憩時間に来客があるため
昼休みにお客さんがくるようなところはしっかり休憩時間を取ることが難しくなります。
いつ来るかもわからないので、昼ごはんは飲むように食べないといけません。
また急な来客があっても口を汚したり会社の机を汚せないので、食べるものも限定されます。
来客対応が遅れても印象が悪いのでしっかり腰をすえて座っても食べられません。
休憩時間は事務所が一人になるため
休憩時間に自分以外の人が事務所にいなくなる場合は、ちゃんと休憩を取ることが難しくなります。
来客、電話、急ぎのメールやFAXなど一人では対応しきれないほどやることがあります。
そのため一人で事務所に残される人は昼休みでも休憩できません。
昼休みに外に出ていった人が、ごはんを食べて満足そうに帰ってくることに不公平感を感じます。
忙しくても休憩を取る方法
仕事が溜まっていても休憩時間を取る
仕事が多かったとしても昼休みは就業規則で決められている休憩時間です。
しっかりと決まっている時間に休憩しましょう。
昼休みは午後に仕事をきちんとするための重要な時間です。
休憩を取らないと逆に効率が悪くなり、仕事の処理能力が低下します。
昼休みを取ったせいで残業になってしまう場合は、堂々と残業申請を出して残業代をもらいましょう。
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休憩時間の電話は自動メッセージか自動転送する
労働基準法では休憩時間に仕事をしてはいけません。
仕事なのであれば、その時間分の給料がでないとおかしいです。
ですのでどうしても休憩時間に電話に出ないといけないような仕事なのであれば、着信に対して自動メッセージが流れるようにしましょう。
「ただいま営業時間外です。営業時間内におかけ直しください。」というものです。
12時-13時などの通常の昼休み時間帯であれば電話をかけたほうも納得して、昼休み後にかけてきます。
どうしても電話にとらないといけない仕事なのであれば、外回りの営業か管理職に自動転送してもらいましょう。
外回りの営業は昼休みが不定期なので昼休み時間も対応可能かもしれません。
また残業代が発生しない管理職や経営者も休憩時間に働いても法律には違反しません。
いずれにせよ休憩時間はあなたに与えられている権利なので会社に自動転送を相談してみましょう。
休憩時間は規則で決められた通りに取る
会社や上司から「決められた休憩時間はない」と聞かされているところでも規則には休憩時間が記載されているはずです。
「休憩時間がとれない」と悩んでいるのであれば一度上司に相談してみましょう。
一人で言うのが怖いときは誰かを巻き込むのが有効です。
きっとあなた以外にも休憩時間が取れなくて悩んでいる人がいるはずです。
何人かで相談にいくと本気で取り組んでくれるでしょう。
相談するときは「労働基準法」「会社の規則」という単語を積極的に出すようにしましょう。
6時間以上働いていて休憩時間が不当に取れなくなっているのは本来法律違反です。
そのことに触れると経営者や管理職は休憩時間を確保してくれるでしょう。
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休憩時間は来客禁止にしてもらう
休憩時間の来客は対応不可にしてもらいましょう。
受付があるのであれば「営業時間外です」と立札を立てておくだけで問題ありません。
もしどうしても対応する必要がある場合は2人体制として交代で休憩時間を取れるようしましょう。
そうでないと実質休憩時間をとれないので労働基準法に反します。
来客する立場からしても、昼休み中に対応してもらうことは失礼になるのでそのことを上司に伝えるのも有効です。
休憩時間は事務所に複数人いる状態にしてもらう
事務所に1人になってしまう人は、休憩時間に2人以上いるような体制を整えてもらいましょう。
さすがに事務所に1人であれば電話や来客などをすべて無視して昼ごはんを食べるのは勇気がいります。
しかもひとりだと電話対応中に来客があれば対応できなくなります。
会社はお客さんに迷惑がかかることを嫌います。
そのため事務所に1人体制ではお客さんの迷惑になっていることを会社に伝えましょう。
そして休憩時間の事務所を複数人体制にしてもらえたら、基本は交代制で休憩しましょう。
まとめ
会社の休憩時間なのに時間がない人は実はたくさんいます。
みんな休憩時間が適当なことに慣れてしまって、わざわざ声を上げないだけになってしまっています。
しかし本当はしっかり休憩時間をとって、仕事の効率を上げるべきなんです。
そのほうが日本の企業全体の生産性向上につながります。
ですので今休憩時間を満足にとれていない人は、会社と交渉して休憩時間を確保しましょう。
まともな会社は労働基準法を守れていないことに気づいてるはずです。
仕事の性質上、休憩時間をとりにくい場合も会社にいろいろ提案することで対応してもらいましょう。
交渉するときは複数人で挑むと効果的です。
また労働基準法や規則という言葉を使って交渉することでうまくいくでしょう。