- 「今どき社員旅行なんて行きたくない!」
- 「毎日一緒なのになぜ旅行なんて行かないといけないの?」
そんな悩みはありませんか?
昔、社員旅行は会社にとって必要なものとされてきました。
なぜなら社員同士の仲間意識を高められ、会社を強くすることができたからです。
しかし今はオンラインのコミュニケーションも重要になり、必ずしも顔を合わせるて仕事をする必要もなくなってきました。
私は20年間サラリーマンをしていますが、社員旅行の考えは昔に比べてとても変化してきたと感じます。
新入社員のころの社員旅行は当たり前にあって、社員旅行は会社の大イベントでした。
私もどちらかと言えば行きたくないですが「当然全員が参加するべき」という空気感があり、しかたなしに参加はしていました。
今は新型コロナウイルスの蔓延もあり、社員旅行をする会社も少し減ったようです。
しかし産労総合研究所の調査によると2020年の時点で全盛期の3割の会社は社員旅行を行っています。
(産労総合研究所:2020年 社内イベント・社員旅行等に関する調査)
変わらないのはいつの時代も社員旅行に行きたくない人がいるということです。
そこで今回は「社員旅行に行きたくないときの対処法」をご紹介します。

読めば社員旅行があるときにどうすればいいのかわかります。
なぜ社員旅行は時代遅れなのか?
今は直接社員と会わなくても仕事ができるから

昔であれば毎日会社にいかないと仕事ができませんでした。
そのため毎日顔を合わす人たちと社員旅行にいって絆を深めることが仕事の円滑さにつながっていました。
しかし最近はオンラインやネットワークが発達した時代になり、人と対面しなくても仕事ができるように変化してきました。
会社員であっても今や自宅で仕事をできてしまいます。
ですが旅行はオンラインでは完結せず人と対面する必要があります。
普段顔を合わせず仕事をしているのに、あまり顔を合わせていない人とどこかに旅行に行くこと少し違和感があります。
仕事のやり方が変化してきたので、社員旅行は今の仕事のやり方にはあっていないと思われるようになったためです。
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仲間意識や社員の仲の良さが重要視されなくなってきているから

昔であれば「社員は家族同然」「会社に骨をうずめる」というような言葉が当たり前でした。
世のお父さんたちは家族よりも仕事を優先し、会社に寝泊まりして仕事をする人もいました。
しかし時代は変わり、世の中の流れが仕事よりも私生活や家族を優先するようになってきました。
そうなると社員同士の仲間意識を高めるのに時間を使うよりも家族に時間を使うことが推奨されるようになりました。
そのため効率的に仕事ができるのであれば必ずしも社員同士の仲間意識が大事ではなくなってきたためです。
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費用がかかるから

社員旅行の旅行代は会社負担のところが多いです。
しかし中小企業などは一部を負担したりするところもまだまだ多いのが実情です。
そして大企業であっても旅行中に使うお金は自分で払う必要があります。
40年間日本の経済が停滞しているのもあり、業績に苦しんでいる企業が多くなっています。
ですので会社としてもあまり効果がないのであれば、社員旅行で経費を使うのを控える企業が増えました。
また従業員の手取り給与額は30年前と比べてもマイナスとなっており、夫婦で働かないと家族を支えられなくなっています。
そのため少しでも節約したい家族が増えています。
そういう時代背景もあり「会社は無駄な経費を使いたくない」「家庭も無駄なお金は使いたくない」という考えになっています。
そのため出費が増える社員旅行は、会社にとっても社員にとっても行きたくないものとなりました。
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すべての業務が合理的になってきているから

オンラインやネットワークの発達、またクラウドやAIの進歩によって効率的な業務ができるようになりました。
その反面、徹底的に無駄な仕事や作業が省かれるようになりました。
そのためすべての行動や業務が合理的でないと利益を生みにくくなり、古い行動や体制は見直されるようになりました。
社員旅行のために数日間会社の活動をストップすることや、社員旅行の企画や運営のために仕事を止めなければいけないことが無駄に思えてくる人が増えました。
ただでさえ行くのが嫌な人が多くて、非合理的な活動と思う人が増えたので社員旅行は見直されています。
個人の意見や多様性を尊重されるようになったから

昔であれば会社内のパワハラや多少の不正は許されていました。
そのため社員旅行に限っていえば昔は行くことがあたりまえでした。
行くことが嫌な人もたくさんいたはずなのですが、上司や先輩に言われて断る選択肢はありませんでした。
今でいうとパワハラに近いものですが「それがあたりまえ」という空気感がありました。
しかし今は個人の考えが尊重されるので「行きたくない」と言えば行かなくていいようになりました。
たとえば以下のような考えを尊重しようと思ったらもう社員旅行は成り立ちません。
- 食事は好きなものを食べたい
- お風呂に一緒に入りたくない
- 部屋を性別で分けられたくない
- 1人でいたい
- みんなと同じ行動をしたくない
ですので当然社員旅行に行く人数も少なくなりますし、少数しか行かないのであれば社員旅行の意味もなくなってきます。
そのため個人の意見を尊重する時代に社員旅行は合わないものになりました。
社員旅行に行きたくないときの対処法
友達の結婚式とウソをつく

つきやすいウソとして友達の結婚式というものがあります。
なぜなら結婚式は日を変更することは簡単にはできないからです。
だから「社員旅行の日と友達の結婚式が被った」といえばどちらの日も変更できないので断りやすくなります。
しかも友達であれば結婚式に行くことも普通ですし、あとで同僚に質問されることもあまりありません。
家族の結婚式だとあとで色々聞かれかねませんので友達の結婚式というのがベストな断りかたです。
社員旅行の日に歯医者や病院の予約をとる

社員旅行の日程というのはかなり早めに決まるのものです。
なぜなら社員がほぼ全員旅行にいくので飛行機や宿の手配を事前に行う必要があるからです。
ですので社員旅行に行きたくない場合は、歯医者や病院の予約を社員旅行の日にしましょう。
歯医者や病院は結構予約がとれないところも多いですし、会社側も「病院に行く日をずらしてほしい」とは言いにくいものです。
しかもウソではないので会社の人に言いやすいというメリットもあります。
社員旅行の日にどうしてもはずせない仕事をいれる

他の同僚があまり知らない個人の仕事を受け持っている場合は仕事の都合にすることも有効です。
社員旅行の日に「どうしてもはずせない仕事がある」と言われれば、会社側も「それでも社員旅行にこい!」とは言えません。
あくまで仕事のほうが絶対大事なので。
ですのでアポイントを自由にとれるような仕事や自分で日を決定できる仕事であれば、社員旅行の日とかぶるように設定しましょう。
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子供や家族の大事な日にする

自分の予定を社員旅行に日に設定するのが難しい場合は、家族の大事な日を社員旅行の日にしてもらいましょう。
たとえば子供や甥っ子のイベントに学校イベントがあるのであれば参加するのもいいでしょう。
家族の持病で病院に定期的に行っているのであれば、通院する日を社員旅行の日にしてもらって家族に付き添いましょう。
家族のイベントの参加や付き添いであれば社員のかたも詮索しにくいので断りやすくなります。
お金がないことをアピールする

社員旅行の日に何も設定できなければ、お金がないことをアピールしましょう。
社員旅行は会社が旅費を負担することが多いです。
しかし一部は社員負担というところも少なくありません。
そして一部の企業を除き、給料が少ないことは会社側も知っています。
ですので社員旅行を断る理由として「お金がないから行かない」と言われれば会社側も反論できません。
「それじゃあお金をあげるから」とは絶対ならないからです。
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お酒が飲めないことを理由にする

お酒が飲めない人はお酒を飲めないこと理由に社員旅行を断ることができます。
なぜなら社員旅行はお酒を飲むことが多いからです。
若い人が多ければそういうこともないかもしれませんが、中小企業で年齢層が高ければよりそういう傾向があります。
私が昔働いていた会社では、電車でもバスでもどこでもお酒を飲んでいました。
どこでもずっと飲みっぱなし状態です。
そうでなくても夜の宴会では飲みの場がかならずあります。
ですのでお酒が飲めない人にとってはつらい現場になります。
お酒が飲めない人はどうしても介抱する立場になりますし、社員旅行ならそれが数日続きます。
そのため「飲めないので社員旅行に行きたくない」と言われれば断る理由としては十分です。
まとめ

社員旅行というのは好きな人もいれば嫌いな人もいます。
そして社員旅行を開催する会社もまだ多くあります。
今は個人の意見や考えが尊重される時代なのであまり行きたくないのであれば断ることも可能です。
しかし社員旅行を断った後も同じ会社で働き続けるのであれば、仕事仲間はずっと顔を合わす仲間です。
そのため社員旅行に行きたくないとしても変な断りかたにならないように気をつけましょう。
- 友達の結婚式
- 病院の予定
- 大事な仕事
- 家族の大事な日
- お金がない
- お酒が飲めない
社員旅行に行っても行かなくても同僚とは仲良くすることが1番良いですから。