- 「こんなに働かないと生きていけないの?」
- 「がむしゃらに働かないと生活できないの?」
そんな悩みはありませんか?
私も会社で働きだして数年はそんなことを考えていました。
特に就職や転職して数年はどうしても働くことに疑問を感じてしまいます。
私は働きだして20年になります。
「こんなに働かないといけないのはおかしい!」と感じて会社を辞めたこともありました。
しかし今では働く意義が明確になってきたり、効率的に働けるようになってきて悩むこともなくなりました。
そこで今回は「こんなに働くのはおかしいと感じるとき」と「働くことばかりにならない方法」をご紹介します。
読むとワークライフバランスのとれた生活が送れるようになりますよ。
こんなに働くのはおかしいと感じるとき
日本は世界に比べて生産性が非常に低いといわれています。
一日に占める労働時間が長いのにも関わらず効率が悪いのです。
一方先進国の諸外国は労働時間も短く、パフォーマンスも高いというデータがあります。
(参照:公益財団法人 日本生産性本部|労働生産性の国際比較)
それではなぜ日本は働くことばかりになってしまっているのでしょうか?
非効率な仕事ばかりしている
日本の仕事の仕方は非効率だといわれています。
あなたの会社でも無駄な仕事が多いのではないでしょうか?
たとえばまだ以下のような仕事をしていたら危険信号です。
今の時代、人が行う作業は「考える作業」のみでほとんど完結します。
なぜならAIも発達していますし、事務作業はすべてデジタル化が可能だからです。
紙でまわしているような連絡、承認もWEBで完結します。
また入力作業もシステムを連結させれば、ほとんどすることはなくなります。
自動で完結できる作業をいつまでもアナログでして残業をしていると馬鹿らしくなってきます。
またモノづくりにしても3Dプリンタや加工技術はデータ化できるので、全自動の機械で解決できます。
自動でできることを手でして時間をかけて、働くのはおかしいと感じてきます。
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有給取得率が低い
日本の会社は全体的に有給がとりにくい会社が多いです。
「100%有給を取得している話」や「毎年1カ月間バカンスしている話」はテレビでしか聞いたことがありません。
そのような制度は会社に準備してあるものの、日本人は周りの人と同じ行動をしないといけないという同調圧力があるためです。
社内で有給を出しにくい雰囲気があり、休みをとりすぎると会社からどういう評価をされるかわかりません。
そして有給を取得しにくいということは、働く日が多くなるので労働時間がますます長くなります。
長い会議ばかりしている
会議が長いと働く時間が長くなります。
なぜなら会議時間に自分の仕事ができないので、会議時間以外で仕事を進めていく必要があるからです。
そのため会議が長いと残業をしないと自分の仕事が終わらなくなります。
また会議の回数も労働時間の長さに関係してきます。
毎週や毎月など定期的に長い会議がたくさんあると本来の業務時間がなくなってきます。
もちろん必要な会議もありますが、不要な会議が多くなると働く時間が無駄に長くなります。
責任者が責任をとらない
仕事はたくさんの人たちと力を合わせて行います。
そのためグループや個人に役割が与えられていて、その役割通りの動きをすることで最大限の力が発揮できるような仕組みになっています。
しかし責任がある役割の人が、責任をとらない場合がたくさんあります。
社員の失敗は責任者の失敗でもあるのですが、その社員だけのせいにして責任をとらせたりする人です。
責任を上司がとらないようになると、失敗する人が多い人は、ずっと働かなくてはいけなくなります。
責任ある立場の人が責任逃れをすると会社全体として労働時間がのびることもあります。
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無駄な残業が多い
無駄な残業が多いと働くのに疑問を感じてきます。
ただでさえ必要ない作業をさせられるのは気持ちのいいものではありません。
またそれが残業時間であればなおさらです。
不要な会議もイヤですが、残業しなくていいのに残業していると働くことが馬鹿らしくなります。
特に定時で帰る人が少ない会社だと早くに帰ることができない雰囲気があります。
その場合は仕事があまりないのにもかかわらず残業しないといけなくなります。
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>>残業するのは無駄な理由と対処法5選。
働くことばかりにならない方法
働いてばかりでは自分の人生が楽しめません。
だから働いてばかりの環境を変えないと人生が楽しくなりません。
働くことばかりにならないようにするためにはどのように働けばいいのでしょうか?
効率的に仕事をする
労働時間が長く、働いてばかりの人は効率的に仕事をすること考えましょう。
仕事の成果やお金は、働く時間が長くなればなるほどもらえるわけではありません。
ですから同じ成果を出すことができれば、労働時間が短いほど得ということになります。
働くことばかりはおかしいと感じているときは、「どうすれば仕事を効率的にできるのか」を常に考えましょう。
仕事が事務作業なのであればエクセルやマクロの勉強をして、仕事を半自動化しましょう。
あなたの仕事がモノづくりなのであれば自動でできる方法を調べましょう。
自動でできるのにわざわざ手で作る必要はありません。
どんな仕事でも時間を短縮できる方法はあります。
まずは調べることから始めましょう。
有給を取得しやすい関係をつくる
会社の有給は使えば使うほど得です。
なぜなら働く時間が短くなって、給料が減らないからです。
ですのでなるべく有給がとれる関係性を周りと築きましょう。
休暇申請を出しにくくしている原因は上司や同じ部署の人の目です。
そういう周りの目が休暇をとりにくくしています。
ですので休暇をとりやすい関係を周りと築くことが重要です。
労働基準法第39条第7項では1年に5日以上有給を取得しないと罰則が設けられました。
法律的にも「有給取得しないことは違反」なのです。
そのためには「有給はとるべき制度」という認識を周りと持つことが大事です。
会議の方法を変える
会社で決まっている会議が多くて自分の仕事の時間がとれないときは、会議の方法を変えましょう。
しかし自分が主体の会議でないと簡単に変更することは難しいというのも理解できます。
そのためまずは会議開催の異議を唱えることから始めましょう。
とくに会議体が小さくて、あまり意味がないと思っている会議から声をあげましょう。
小さい会議は人数が少ないので自分の意見も聞いてもらえます。
会議の廃止が望ましいですが、妥協案として会議時間の短縮や会議方法の変更も有効です。
項目 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
会議開始時間 | 夕方 | 朝一 |
会議時間 | 無制限 | 30分 |
会議方法 | 会議部屋 | リモート会議 |
会議場所 | 会議室 | イスなしのテーブル |
責任者の上司に報告する
責任をとらない人や上司のせいで長い時間働く必要がある人は、その人のさらに上の人に相談しましょう。
あなたの言い分が正しい場合は、ほとんどの場合で改善してくれるでしょう。
注意点として上司の上の人は頻繁にあなたの話を聞ける関係ではありません。
だからできるだけあなたが正しい証拠や上司の理不尽な内容などをしっかりと揃えて話し合いに臨んでください。
なにも証拠がないのに「話だけきいてください」と言われても、上司の上の人はあなたの言い分が正しいことはジャッジできません。
またあなたがその上司をどうしたいのかということもしっかりと伝えましょう。
- 業務内容のリストを作る
- 仕事の内容とかかる時間を書いておく
- 通常勤務の時間内で終わらないことを示す
- 残業を強制されているようなメールや音声をとっておく
どういう結末になるのかはわかりませんが、あなたの考えを伝えないと、上司の上の人もどういう処遇にすべきかということを考えないといけなくなります。
残業せずに帰る
ずっと働くのはおかしいですが、本来は定時で帰るべきです。
言われると当たり前のことですが、あなたは遅くまで働くのが当たり前と思っていませんか?
まずは考え方を変えて行動しましょう。
考え方が変われば「どうすれば残業せずに帰れるか?」を真剣に考えだすようになります。
大事なのは仕事量を減らすことと、残った仕事を効率的にすることです。
まとめ
働いてばかりではおかしいと感じるのは当然です。
しかも日本は他国と比べても働きすぎで、生産性も悪いです。
生産性が悪いということは長時間働いているにもかかわらず、働きに対する成果が出ていません。
成果が出ていないということはまた長時間働かされるので、負のスパイラルになっています。
生産性をあげるには働く時間を短くして、パフォーマンスを保てばいいのです。
長時間働かせなくてもパフォーマンスが落ちなければ、会社も長時間働かなくてはいけない雰囲気ではなくなるでしょう。
そのためにはしなくていい仕事はしないように徹底しましょう。
その上でしないといけない仕事の効率を上げていけば、おのずと働きすぎな社会ではなくなります。
まずは自分が働きすぎないように注意して行動しましょう。