- 「転職したいけど本当にいいことだらけなんだろうか?」
- 「転職した人の考えを聞いてみたい」
そんな不安や悩みはありませんか?
転職するときは疑問だらけで不安がとても大きいです。
私はこれまで2回転職を経験したので痛いほどわかります。
しかし不思議なもんで、一度でも転職してしまうといい環境や自分に合うところで働くのは至極当然のことのように思えてきます。
ただし知っておいた方がいいのは、転職はいいこともあれば悪いこともあるということです。
自分に合うと思って転職しても、実際にその会社で働きだすと合わなかったりすることだってあります。
ですので今回は実体験をもとに転職のメリットとデメリットを紹介します。
転職は人生において一世一代の大イベントなので、良いところと悪いところをしっかりと理解した上で転職するかどうか決めましょう。

理解した上で転職せずに今の仕事を続けるというのもあり。
転職のメリット

年収が増える可能性がある
これは大きなメリットであるといえます。
会社に長年いると将来の年収や退職金がだいたいわかってきます。
とくに私は総務や経理の経験が長いのでとてもよくわかります。
同業界でも大手や外資系の会社に転職することで大きく年収が増えるチャンスがあります。
しかし、転職することで年収が下がることもあることもあるので注意が必要です。
給与水準が現職より低ければ年収も低くなりますし、昇給率や賞与の算定月数やもらえる回数などにも年収は左右されます。
就職時には面接などできちんとトータルの年収がいくらになるのかを確認しましょう。
少なくとも今の会社にいては年収はほぼ変更ありません。
いきなり2倍になるということはありえませんから。
新たな人間関係が築ける
給料や待遇があまりよくなくても、人間関係がよければ働きたくなるものです。
私はそれくらい人間関係は重要だと感じています。
しかし、長年同じ会社にいて人間関係が良好に築けていないとなかなかリセットして、元に戻すことはできません。
ですが転職をするとまた0から新しい人間関係を作り上げることができます。
転職先でいい人間関係を構築できれば転職は成功したといえるでしょう。
人間関係は仕事だけでなく豊かな人生に大きく関連してきます。
転職の際には重視しましょう。
労働条件がよくなる可能性がある
給与面だけでなく労働条件はとても重要です。
無理なく働くには業務時間や休日日数などある程度ないと難しいかもしれません。
転職するということは新しく労働条件を選ぶことができます。
ですので転職するときは今より条件のいい会社を選びましょう。
ただし、「一週間に4日しか働きたくない」「残業は絶対0がいい」など無理な条件ばかりで転職先を探さないようにしましょう。
企業側もある程度正直に労働条件を募集要項に提示していますが、少しは誇張して書いています。
現職よりもいい環境を求めて転職したほうがいいですが、労働条件の中でも譲れないところとそうでないところを分けておきましょう。
あと提示されている労働条件の中でも我慢できるところは我慢しましょう。
100%自分の理想の条件の会社はないので、理想に近い条件の会社を探しましょう。
人生は時間を自由に使うために生きています。
給与が安くても時間に余裕があったらそれはそれでいい会社です。
【関連記事】
>>残業するのは時間の無駄。さっさと仕事を終わらせて家に帰ろう。
転職のデメリット

退職金が減る
退職金は勤続年数に応じて増えていく会社がほとんどです。
長く勤続し、その功績に応じて支払われるからです。
長年勤めているのであればもらえる退職金も多くなっているはずです。
そして、だいたいの会社の退職金は初めの数年間はもらえません。
その後、長年勤めてある一定の年数がたてば退職金の増額率が上がってきます。
たとえば10年目までは毎年10%づつしか増えませんが11年目からは20%づつ増えたりしていく感じです。
企業側も長年勤めてほしいので、勤続年数が長ければ長いほど増加率を高くしている場合が多いです。
ですので1社目で10年働き、2社目で10年働くより、1社目だけで20年働くほうが退職金の額が大きいのです。
このように途中でやめると現職でもらえる退職金が減り、転職先でももらえる将来の退職金も少なくなります。
つまり転職すると、人生における退職金のトータルは必ず低くなります。
退職金の金額が大きい場合はここも頭にいれておきましょう。

特に退職金の割合が高い会社はなかなか辞めづらいです。なんか損する気分になりますから。
転職先の業務が向いていないかもしれない
新しい環境では新しい業務につくことになります。
たとえ前職と同じような職種につくことができても、会社が違えばやり方が全然違います。
現職でせっかく覚えた仕事を捨てて労働環境を変えるので、ここは受け入れなければなりません。
そして半年もすれば自分の適正がわかってくるでしょう。
この時点で「向いてないかも?」と感じるとつらいです。
ですがこの場合もあきらめずに1年はがんばりましょう。
がんばれば慣れてくる場合もありますし、好きになってくる場合もあります。
それでも向いてないとおもうほど業務がつらい場合は、部署異動をお願いするか転職を考えましょう。
仕事がつらくても人間関係が良好な場合は部署異動がオススメです。

どんな仕事でもやってみないとわかりません。
同じような職種でも全然違う仕事内容なんてこともあります。
希望通りの労働条件や給与ではないかもしれない
労働条件はどの程度受け入れられるかにもよります。
ある程度妥協していざ入社してみると面接時に言っていた条件と違うということもありえます。
あまりにも違う場合は労働基準監督署に言うという最終手段もありますが。
しかし、そこまでことを荒立てたくない場合は先輩や上司にそれとなく相談してみましょう。
どこの職場でも長年その労働条件で働いている人がいるので、「本当のところはどうなのか?」「なにか労働条件が緩和される裏技がないのか?」いろいろ聞いたうえでいいのか悪いのか判断しましょう。
結局は人に聞くことになるので、やはり人間関係の構築には仕事と同じくらい力を注いだほうがいいです。
「人と会わない仕事なので問題ない」という人もいるでしょうがやはりメールくらいはすると思われます。
メールにも人柄がすごく出ます。
丁寧なやりとりやマナーを守り、メールといえども人間関係を大事にしましょう。

求人募集もたくさんの人に応募してほしいので、多少は大げさに書いています。そのことを求職者もわかっておきましょう。
まとめ

私も転職活動をするときは「会社を辞めるべきか」「続けるべきか」いつもすごく悩みます。
転職する長所、短所も実はそのきっかけに過ぎず、本当に辞めるかどうかは自分の心次第です。
無理なく働ける方がいいのか?お金を稼げる方がいいのか?何が自分にとって1番幸せかを考えて転職してください。
その仕事につくことで幸せになれるのであれば転職するのが一番だとおもいます。