- 上司がいつも怒鳴っていて怖い
- 失敗すると先輩が怒鳴るのでストレスがすごい
そんな悩みはないですか?
私は3社に渡って20年以上働いています。
だから怒鳴る人なんて何人も見てきました。
怒鳴る人は基本的に変な人です。
まともに相手をしないようにすることでだいぶ印象が変わってきます。
臨床から、産業医に移って、結構驚いたのって、一般の会社って職場で「怒鳴る」ともうそれだけでほぼ異常者扱いなんだなってこと。病院って…怒鳴っている人いっぱいいるよね?
— とある専属産業医 (@lfdatBmzJP38514) March 13, 2024
今回紹介する対処法をためすと怒鳴る人がいても気にならなくなります。
実際に会社で怒鳴る人がいますが私は全然気にならなくなりました。
この記事では「職場で怒鳴る人の特徴」と「職場で怒鳴る人の対処法5選」をご紹介します。
記事を読み終えると怒鳴っている人に対して冷静に対応することができますよ。
職場で怒鳴る人の特徴
あなたの職場の怒鳴る人はどの特徴にあてはまりますか?
特徴がわかるようになると対処法もわかりやすくなります。
頑固で自分の考えを変えない
頑固な人は怒鳴りがちです。
自分の考えを変えたくないので変えられそうになると怒鳴ってきます。
なぜなら自分に不利な意見を言われると考えを変えなければいけなくなるからです。
ですので怒鳴り散らすことで相手の意見を言えなくしています。
ワガママでいうことを聞かない
ワガママな人は怒鳴ることがあります。
こういう人は絶対に「自分のしたいことをしたい」と思っています。
なぜなら今までそうやって自分の主張を通して生きてきたからです。
そのため大声を張り上げて自分の主張を通そうとします。
声が大きいほうが勝ち!とおもっている動物的特徴です。
プライドが高い
プライドが高い人は怒鳴ることが多いです。
なぜなら怒鳴って相手を制さないと自分のプライドが傷つくからです。
たとえば議論の途中で「相手の考えの方が正しいかも?」と思ってもプライドが高い人は考えを変えることができません。
考えを変えると負けを認めることになるからです。
負けるのは嫌なため、突然怒鳴ることで場を荒し、勝負を無効にします。
計画性がない
怒鳴る人は後先を考えていません。
怒りにまかせて大声を張り上げているので今が大事なんです。
その後にどうなるかどうかなど気にしていません。
ですので「誰かに迷惑がかかったらどうしよう」「後で大変なことになるかも」などみじんも考えていません。
職場で怒鳴る人の心理
怒鳴る人は何を考えているのでしょうか?
考えや心理がつかめるようになると、怒鳴っている人の対処がしやすくなります。
話し合いをしたくないと考えている
怒鳴る人は話し合いをしたいとはおもっていません。
なぜなら議論をしたくないので怒鳴っているからです。
怒鳴ることで話し合いを中止し、自分の考えだけを押し付けたいからです。
ですので「早くこの議論を終わりたい!」と考えています。
ストレスを発散したいと考えている
怒鳴ることでストレスを解消したいと思っています。
なぜなら大声をだすとうっぷんやイライラが吹き飛ぶからです。
普段の生活では大声を出すことが難しいので、怒鳴ることができる状況で大声を出すのです。
みなさんもカラオケを歌うとスッキリして気持ちがいいのではないでしょうか?
迷惑な話ですがあなたが怒鳴られているときは、ストレスのはけ口にされているのです。
自分の言うことを聞いてほしいと考えている
自分の言うことをとにかく聞いてほしいので怒鳴っています。
なぜなら相手より大きな声を出し、反論するスキを与えなければ自分の言うことを聞かざるをえないだろうと考えているためです。
ですので相手が「でも…」「しかし…」と反論しそうな言葉を言ってしまうとそれを制するように怒鳴ってきます。
相手の間違いを正したいと考えている
怒鳴る人は自分が絶対に正しいと思っています。
そのため「相手の間違いを正してあげたい」という気持ちで声をあらげています。
怒鳴られているほうからしたら信じられないかもしれませんが、あなたも自分が正しいと思っているように「怒鳴っている人も自分が正しい」と思っているのです。
ですので正しいことを教えてあげたいという正義の心で怒鳴っています。
職場で怒鳴る人の対処法5選
言葉をオウム返しする
怒鳴る人は自分の気持ちをわかってほしいのです。
そのため怒りを鎮めるには気持ちを同調してあげることがポイントです。
怒鳴っている人の言葉をそのままオウム返しすると「気持ちがわかってくれている」と簡単に伝えることができます。
たとえば
この言葉がなかったら意味が通じないだろ!
と怒鳴っていたら
そうですよね。この言葉がなかったら意味が通じないですよね。
と言ってください。
報告がなかったら俺が恥をかくだろ!
と怒鳴っていたら
そうですよね。報告がなかったら〇〇さんが恥をかきますもんね。
という感じで、同意して内容を繰り返すだけでいいのです。
怒鳴られているほうはただ言葉を繰り返しているだけですが、怒鳴っている人からしたら「気持ちをわかってくれている」と感じるのです。
これを何ターンか繰り返すと怒鳴っている人の怒りがだんだん静まってきます。
ひたすらあやまる
怒鳴っている人は怒りが頂点に達しているので何を言ってもよけいに怒ってしまいます。
ですのでここはガマンしてひたすらあやまりましょう。
あなたは悪くないかもしれませんが、とにかくあやまって相手の怒りを鎮めることに集中しましょう。
怒鳴り散らしている人もこちらが申し訳なさそうにずっと謝っていると「少しかわいそうかな?」という気持ちも湧いてきてだんだん静かになってきます。
時間を空ける
怒鳴るときはアドレナリンが出て、自分で感情をコントロールすることが難しくなっています。
ですがその状態はずっと続くわけではなく、時間とともに興奮状態はおさまってきます。
「怒りそうだな…」「だんだん声が大きくなってきたな…」と怒りの沸点があがるのを感じた時点でその場を一旦はなれるようにしましょう。
しかし説教されている途中なので自分では変更できない理由にするのがポイントです。
というような自分では動かしようのない予定を嘘で作り、その場を切り抜けましょう。
そして、ほとぼりが冷めたころを見計らって、説教されに戻ってください。
きっともう怒鳴るほどは怒ってないとおもいます。
言い返さない
怒鳴る人を鎮めたいのであれば絶対に反論してはいけません。
言い返してしまうとさらに怒鳴ってくるでしょう。
なぜなら怒鳴る人は自分の考えを押し付けたり、自分の思いを否定されたから怒っているのです。
そこで言い返してしまうと今よりももっと怒鳴ってきます。
ですので怒鳴っている間は静観し、同調したり、謝ってください。
あなたが主張したいことや意見があれば、怒鳴っているのが一旦落ち着いてから、理路整然と伝えましょう。
怒っているポイントを見つける
怒鳴る人がいるときは冷静になり、なぜ怒っているのかを考えましょう。
なぜならあなたが怒っているポイントを理解していないから怒鳴っているからです。
実際に怒鳴る人は「なんで怒っているのかわかるか?」ということを言います。
このときに「わかりません」と答えるとさらに怒鳴ってきます。
ですので過去のことや怒り出すまでの経緯を思い出し、なぜ怒っているのかを理解しておきましょう。
そして「なぜ怒っているかわかるか?」という質問に備えましょう。
まとめ
職場で怒鳴る人は自分の気持ちがわかってもらえないので怒鳴っています。
ですので怒鳴られたくない人はまず怒鳴る人のよき理解者になるようにしましょう。
「苦しかったよね」「つらかったよね」という気持ちで寄り添い、とにかく謝りましょう。
そして、時間を空けてから冷静に話し合いましょう。
言い返したり、怒鳴り返すと取り返しのつかないほどヒートアップしてしまうので注意です。
怒鳴られている人は常に冷静になり、対処するようにしましょう。